2013-01-01から1年間の記事一覧

ごあいさつ

青 春 サミエル・ウルマン 青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に…

日常の仕事の悩み

職場の人間関係が疎遠になっている、仕事の協働の機会も減り、一人ひとりがバラバラで仕事をしている。同じ職場、同じプロジェクトであっても、会話しなくても仕事ができているように見える。 その中でメンバーは悩んでいる。自分の仕事の目先のことは何とな…

目的に対し忠実に奉仕すること

リーダーシップは、その基盤にサービスという概念をしたたかに含んでいます。 リーダーの役目は、目的と目標を共有する集団をつくり、目的と目標を達成することです。 目的や目標の達成を可能にするために、リーダー自らもまたその目的に対し奉仕し切る覚悟…

世界がもし100人の村だったら

この本には、世界がもし100人の村だったら、何人がどのような境遇にある、ということが色々と書かれています。 この「何人」を「パーセント」に読み換えれば、分かりやすい話です。 いくつか紹介しましょう。 「この村は、20人は栄養が十分ではなく、1人は死…

現実にながされないための錨

されば、皆さん、自らに問うていただきたい。 皆さんが、日々取り組まれている仕事。 その仕事の彼方に、皆さんは、何を見つめているか。 そのことを、問うていただきたい。 いったい何のために、この仕事に取り組むのか。 どうしてこれほどの思いを込めて、…

心の格闘

我々は、毎日、職場の仲間と仕事をしています。 しかし、毎日一緒に仕事をしていても、実は、その職場の仲間の心は、分かっているつもりで、分からない。 そのため、仕事が壁に突き当たったとき、ときに、お互いの心が、摩擦で軋み、ときにお互いの心が、誤…

要するに「創発性の知」とは何か?

それは、これまでの「機械的世界観」の特徴である、「設計」や「組立」、「制御」や「管理」という発想の限界を超える智恵である。 それは、「生命的世界観」にもとづき、企業組織のもつ「生命力」が開花する条件を整えることによって、その「自己組織化」と…

自己組織化

単純な規則が複雑なパターンを生み出す過程は自己組織化と呼ばれる。 自然界では、原子や分子が自然発生的に近づいて結晶を作ったり、結晶が組み合わさって貝殻の込み入った模様を描いたりするときに、この過程が生じている。 また、砂漠の砂の上を風が吹い…

強い組織

そもそも「強い組織」とは、「学習する組織」である。 過去の成功の経験や失敗の経験から深く学びながら活動していく組織は、自ずと「強い組織」へと成長していく。 ウラジミール・レーニンの言葉に「敗北した軍隊は、よく学ぶ」という言葉があるが、「失敗…

実践の経験

かつて「安打製造機」の異名を取ったプロ野球選手の張本選手が、ある若手選手に「どうやったら、理想の打撃フォームを身につけることができるのか?」と聞かれた。 この質問に対して、張本選手は次のように答えたと伝えられる。 「バットの素振りを、疲れ果…

職場の悩みは、日常的なこと

働く人の悩みはさまざまである。 仕事の効率が低い、仕事の品質が一向によくならない、人がなかなか成長しないと管理者は語るが、実はその根本に問題があるのである。 目線をもっと現状、実態に置かなければならない。 そこで働く人は、実に深い悩みを抱えな…

「ゆらぎ」の勇気

ノーベル賞科学者、イリヤ・プリゴジンが、一つの言葉を遺しています。 システム内の小さなゆらぎが、システム全体の大きな変動をもたらす。 そして、現代科学の最先端、「複雑系」の研究においても、この性質が、物理や化学のシステムだけでなく、企業や市…

つながりがすべて

つながりさえあればいい。 それが彼女の教えのすべてだった。 文章と情熱をつなぐことができさえすれば、両方とも高められる。 そして人間の愛は最上の高みに達する。 断片のようなバラバラの人生はもうない。 つながりさえあれば・・・。(E・M・フォースタ…

短い言葉で表現する

五〇〇人の弁護士と数百人の金融プランナーを相手にしたセミナーを終えて、疲れ切った私ははっきりと悟った。 私が話をした連中は「恐ろしく頭の切れる」プロだが、わが子のサッカーの試合に行きそびれたことが何度もある。 つまり、彼らにとっては一日十二…

「失敗」を称賛せよ!

失敗の法則(あるいは成功の法則?) 1. 成功するためには、誰よりも多く、そして素早く「トライすること」が必要である。 2. 多くのことに素早くトライすれば、多くの失敗を経験する(これは自然界の鉄則だ)。 3. 多くの失敗は、重要な(ことによると唯一…

最近どんなプロトタイプをつくったか

問題を解決し、新しいチャンスを生み出そうと思えば、これから三十分の間にできる「小さなこと」が必ず見つかる。 われわれはこれを「ダメもと作戦」と呼ぶ。 マサチューセッツ工科大学のマイケル・シュレーグによれば、イノベーションとは、「試行錯誤の賜…

良かったと思える人生

あなたに試練や悲しみが訪れたら、 「ああ、このことを通して、自分のいのちの輝く時が待っているのだ」と考え、そこから逃げないでチャレンジすることが大切です。 それによって磨かれ、いのちの輝きがぬくもりに変わり、品性となって自分を潤すのですから…

相手の価値観

人間関係ではよく、相手も自分と同じような考え方をするはずだと、あさはかに考えてしまうことがあります。 そして自分の価値観の優先順位を、相手に押しつけるのです。 相手が自分の価値観を指示すると「良い」人にして、たいていのことをその人の思いどお…

制約の中の自己表現

かつて、シンセサイザーという技術が世の中に現れたとき、この新しい電子楽器を用いて音楽の地平を切り拓いた冨田勲が、印象深い言葉を残しています。 「音のパレット」と呼ぶべきシンセサイザーの出現によって、画家が絵の具を混ぜ合わせ、好きな「色」を作…

迷子の自分

幼稚園に行っている俊夫君が迷子になりました。 どうしていいかわからず、ただ泣きじゃくっています。 お巡りさんが近づいて来て声をかけました。 「坊や、どうしたの?」 「ぼく、迷子になっちゃったの…」 「ああ、そうか。それじゃあ、おじさんが見つけて…

ここにいる自分

ある日、急用で新幹線に乗り込みました。 指定席も取っていないまま飛び乗ったのです。 自由席はいっぱいでした。 「今日はグリーン席もみな満席です」と社内アナウンスが流れました。 けれど、しばらくしてよく見ると、指定席が空いているではありませんか…

人生の創造性

「私は結局ずっと人の目を気にして「いい子」をやってきたと思います。 小さいときは親にとっての「いい子」そのものでした。 クラスでもいつも優等生でしたが、それも先生や友達の前で「いい子」をやっていたのだと思います。 それから「いい妻」になり「い…

二つの耳と一つの口

日産自動車の経営を立て直したカルロス・ゴーン氏はこう言っています。 「神様は二つの耳と一つの口しかつくらなかった。 口より耳の方が多いのだから、話すよりも二倍の量を聞かなければならない。 それに人の言うことに耳を傾けなければ、誰も私の言うこと…

職場のモラルを体現する

集団のリーダーは、勇気があり正しい判断ができる人間でなければなりません。 職場のモラルとルールを部下に言って聞かせるだけではなく、身をもって示すことのできる人でなければならないのです。 偽善的にふるまうリーダーは、他の人々の不正な行為を容認…

最も厳しい観客

プロゴルフ界で「帝王」と呼ばれた ジャック・ニクラウスが、その自伝において語っています。 彼がプロゴルファーになったとき、父から、アドバイスを受けたそうです。 たとえ、コースに観客が三人しかいなかったとしても、全力を尽くしてプレーせよ。 ニク…

理想のあいさつ

上司と部下の会話や、同僚との会話なども、理想のイメージを反映させてつくっていきます。 日常の会社活動の中では、いろいろな会話をします。 それはあいさつであったり、情報交換であったり、新しい価値を創造するための議論であったりします。 そしてここ…

相性の意味

1995年の映画『デッドマン・ウォーキング』で アカデミー賞・監督賞にノミネートされ、2003年の映画『ミスティック・リバー』で助演男優賞受賞した、ティム・ロビンス。 映画監督でもあり、俳優でもある彼が、 あるインタビューで語った言葉が 心に残ってい…

立ち位置

あるとき孔子が異民族の地に移り住むと言い出された。 ある人が「そんな野蛮なところへいってどうされるのか」というと、先生は答えられた。 「君子がそこに住めば、どうして野蛮なことがあろうか」 ここでも、大切なのは心の中に「理想」をもつことであり、…

土俵の真ん中で相撲をとる

私はいつも、「土俵の真ん中で相撲をとれ」と言っています。 土俵ぎわに追いこまれるまで待たず、余裕を持っている時に必要な行動を起こせ、という意味です。 誰でも、試験前に一夜漬けをした経験があると思います。 そんな時は、たいてい時間切れになり、絶…

ポイ捨て

朝早く、私がゴルフコースに沿ってジョギングしていると、ビールの空き缶が二つ、道ばたに捨ててあるのが目に飛び込んできました。 これを見た瞬間、私はかっとなって、あっというまに見知らぬ誰かを裁きはじめました。 こんな美しい場所に空き缶を捨てると…