2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

真の善行とは

良いことを行うことと奉仕することの間には、本質的な違いがある。 良いことをするとき、その人は良いことというのがどういうことかあらかじめ先入観を持っていて、その思いを手元にある状況に重ね合わせてしまうのだ。 たいていの場合、そのおかげでその場…

幸せ

山のあなたの空遠く/「幸(さいわい)」住むと人のいふ。 噫(ああ)、われひとと尋(と)めゆきて、/涙さしぐみ、かへりきぬ。 山のあなたになほ遠く/「幸」住むと人のいふ。 というカール・ブッセの有名な詩があります。 逆説的ですが、この詩は「幸せ…

人生の味わい

信仰を持つものは二重の評価を受けることになる。 その結果は四種類になるであろう。 社会も悪いといい神の掟にも背いている場合。 社会はいいことをしているというが神の眼からは罪である場合。 神の前には少しも悪くないが、世間からは罰せられる場合。 社…

受持ち

『世の中すべて「受持ち」なりと知るべし。 「受持ち」とは「分」の言いにして、これ悟り の一内容というて可ならむ。』 世の中の構造を、今仮に割り切って言えば、一つはピラミッド式構造とも言えましょう。 言い換えれば重層的構造とも言えますが、今一つ…

失敗の経験

敗北した軍隊は、良く学ぶ。 この言葉のごとく、仕事において失敗したとき、困難に直面したときこそ、「反省」を行う最高のチャンスなのです。 その理由は、二つあります。 一つは、仕事で失敗したときは、その原因が明瞭に見えることが多いからです。 「負…