2012-01-01から1年間の記事一覧

年の締めくくり

平成二十四年も残りわずかとなりました。 年末は一年の締めであり、節目でもあります。 一年間使用した道具や職場を丹念に清掃するだけではなく、心の後始末も大切にしたいものです。 年頭に定めた抱負や目標、様々な出来事を振り返り、一年をどのように過ご…

完全なる真心

人は童子たる時、全然たる本心なり。 稍(やや)長ずるに及びて、私心稍生ず。 既に成立すれば、則ち更に世習(せしゅう)を夾帯(きょうたい)して、而(しこう)して本心殆ど亡ぶ。 故に此の学を為す者は、当に能(よ)く斬然(ざんぜん)として此の世習を…

こころのこえ

どんなタイプの人でも、困難やトラブルにぶつかる。 そのとき聞こえてくる自分の心の声に、しっかり耳を傾けてほしいのである。 心の声といっても、もちろんことばが聞こえるわけではない。 あなたが直面している困難やトラブルこそ、じつは心の声なのだ。 …

自分らしさ

我々が世の中の様々な「思想」に触れるとき、それを自らの血肉とするか否かは、究極、一つのことで決まる。 「魂」が共鳴するか。 「思想」とは、「頭で理解した」だけでは、決して、それを「体現して生きる」ことはできない。 「思想」とは、「魂が共鳴した…

あやまち

過去のあやまちに関して自分自身をきびしく責めて、何日もむだにしてしまうことがよくあります。 失敗した人間関係を分析したり、まちがったすべてのことをいつまでも悩んだりします。 あるいは、高くついてしまった仕事上の判断について悔やみ、正しくやれ…

あなたの価値観

あなたは、自分の持つ価値観に駆り立てられて動いていることに気づいていますか? 私たちはみな無意識に、価値観に優先順位をつけています。 非常に重要と思うことから、どんどん順位を下げていくと、どうでもいいと思う事柄に行き着きます。 あなたの価値観…

直観力や洞察力

単なる分析力や推理力では予測できない未来に対処するためには、何よりも、直観力や洞察力が求められることになるのです。 しかし、この直観力や洞察力というものは、分析力や推理力に比べ、決定的に異なった特徴を持っています。 それは、それが極めて「個…

“いま”“ここ”に100パーセント参加する

朝のミーティングで上司の話を聞くとき、100パーセント耳を傾けているだろうか。 「また、同じことをいっている」「くだらない」と身を引いていたら、100パーセントではない。 その話がくだらないとかつまらないとかは関係ない。 内容を評価することと、そこ…

意識

批判されたり、けなされたり、恥ずかしい思いをした瞬間のことを思い出してみましょう。 正確な時間と場所、特定の人やグループを思い出してください。 いったんその屈辱の瞬間を正確に特定したら、「改めてじっくり考えてみましょう。 あなたがけなされてい…

相互作用の法則

奉仕を通じて使命を果たすという考え方は、本当のところ、実に単純である。 しかし、見た目以上に奥は深い。 つまり、こういうことだ。 あなたが受け取りたいものを、他人に与えよ。 愛を望むのならば、愛を与えることを学ばなければならない。 思いやりや感…

自分の内面と語り合う「自分探し」

人は誰でも「性格」に興味を抱くものだ。 「彼は短気な人だ」「彼女は内気すぎる」「僕は楽天家だから」・・・・・ など性格を表す言葉で、自分や他人を評価し、レッテルを貼ることを多くの人が好む。 しかし、ひとつの形容詞で表せるほど人の性格は単純では…

行って来ました!六甲山登山

10月7日(日曜日) 山本隊長他6名が、阪急芦屋川駅から有馬までの登山に行って来ました。 このコースは、六甲山最高峰(標高931m)を経由する全長約12kmからなるとても変化に富んだコースになっており、老若男女問わず人気があるそうです。 さて、午前8時3…

異常な環境に慣れると、心も異常になる

人間の心は、「見ているものに似てくる」という性質があります。 環境に順応し、それに適応するわけです。 それは、いいものにも、悪いものにもあてはまります。 たとえば、部屋に入った瞬間に、「おや、ここは臭いぞ」と思っても、しばらくすると匂いが感じ…

「幸」という漢字の中に「辛」という字が含まれていると言った詩人がいます。 「辛い」ことを乗り越えれば、「幸い」にたどり着けるということでしょうか。 「禍福はあざなえる縄のごとし」と言いますが、生きていればいいことばかりというわけにはいきませ…

「場」というもの

ヨコの関係を緊密にして、職場に流れる情報と感情を濃密にするためには、まず、それら流れの「容れ物」、あるいは限定された空間が必要である。 情報がきちんと行き来するためには、ある程度の範囲を限定する必要があるし、仲間意識や同じ感情を共有するため…

正しい道か近道か

さて、ここで1つの疑問が生じます。 君子というものは、個人の利益を犠牲にしなければならない存在なのでしょうか。 じつは、孔子は、個人が利益を手にすること自体は否定していません。 むしろ、個人の利益は利益として享受し、その上で豊かな人間関係を築…

ゆるすこと

否定的な思いは、病気を引き起こす 医師が患者に薬を処方するときは、副作用に注意するものです。 「健康管理は自分に責任がある」という考え方が広まりつつあるいまでは、ほとんどの人たちが自分自身で情報を集めています。 不平不満がもたらす重荷や不快感…

幸せになりたい!

幸せになりたい! それならまずいい顔、いい表情を 顔の表情には、その人の心が表れます。 ウソをついている。 笑顔をつくっている。 怒っている。 楽しんでいる。 そういった表情は、周囲の人々の心にも影響します。 憂鬱な顔をしている人がいると、周りの…

困難や失敗

一人の失敗は全員の成長のために与えられた天の配剤と感謝する 「困難」や「失敗」を肯定的に捉える思想です。 すなわち、まず、その人間集団のリーダーが、職場や組織や企業が直面する「困難」や、部下や社員が経験する「失敗」を、肯定的に捉える思想を持…

奉仕

奉仕する決心をすべきである。 提供する奉仕が、物質的な形態をとる必要はない。 「ほほ笑み」「ほめ言葉」「激励の言葉」、または、「お祈り」こそが、もっとも適切な贈りものとなることも少なくない。 実際、奉仕の形態のうちでもっとも力があるのは、物質…

今日幸せじゃない人は明日も幸せじゃない

人間は、いつも夢を追いかけています。 半年後には、すばらしいパートナーと結婚できるかもしれない。 来年には、給料がうんとよくなっているかもしれない。 二年後には、課長になっているかもしれない。 三年後には、功績が認められて表彰されているかもし…

本当に強力なチーム

もちろん、私も、まわりの人々と協力し合うことの大切さは、とてもよくわかっている。 自分の力を高めることと、まわりの人々と力を合わせることは、人生において、同じくらい大切なことだ。 しかし、「自分ひとりでも充分にやっていける人どうしが力を合わ…

背すじをまっすぐに伸ばす

先日私は、東京都大田区の高等学校に講演に行きました。 その学校の生徒さんと近隣の学校の生徒さんで、合計九百人くらいの聴衆です。 講演が終わった後でその学校の先生と雑談をしていると、先生から「鍵山さんは、お歳の割りに姿勢がいいですね」と言われ…

私たちは他人や状況のせいでいやな思いをしているのだと、信じ込んでしまいます。 どんな体験をするかは心に浮かべる思いによって決まるという事実を、エゴは、隠そうとします。 「ものの見方や自分の信念には過去が投影されている」と認めるのは、気が進ま…

活性化されたチーム

活性化されたチームとは、一体どんな状態を指すのでしょうか。 一つは、個々のメンバーが、どれだけ「自律性」を発揮しているかです。 誰かに言われて嫌々やっていたり、一人ひとり満足に仕事ができなかったのでは、活性化したチームにはなりません。 メンバ…

「機会損失」

成功の経験においては「機会損失」を、深く見つめよ では、「成功の体験」においては、どう処すればよいか。 「機会損失」を、深くみつめることです。 例えば、プロジェクトが期日通りに完了した。 素晴らしい成功。 しかし、こう考える。 「あと3日早く終…

自分に与えられた条件

「自分に与えられた条件をどのようにしていくか」は、人間にしかできないことです。 与えられた条件だからしょうがないと決め付けず、その条件や与えられたものをどのように良くしていくか、悪くしていくか、あるいはそのままにしておくかは、「人間だけが変…

友人とうまく付き合う方法

たとえ、あなたが、優れた人格をもった良き友人を持っていたとしても、相手の気持ちを無視したあなたの発言やふるまいを、いつまでも彼らが受け入れてくれるわけではありません。 友人との付き合いにおいても、おのずと節度と気くばりが必要ですが、とくに心…

食べ物の好み

質問. 一緒に暮らす相手と食べ物の好みが合わないときの解決策はありますか? 私は肉が好き、特に豚肉。 体が冷えるからそんなに刺身や鮨はすきじゃない。 揚げ物が好き。 夫は魚が好き、肉は羊。 豚は苦手なほう。 エビとイカも大好き。 刺身、鮨なら毎日…

自分を信じ、自分を愛する

生きていくうえで、さまざまな悩みごとが起こるのは避けられない以上、私たちはやはり、「悩みを受け止めることができる」心の状態をきちんとつくっておくべきだと思います。 それでは、私たちはどうすれば、そのような心の状態をつくることができるのでしょ…