2011-01-01から1年間の記事一覧
人は皆身の安否を問うことを知れども、而(しか)も心の安否を問うことを知らず。 宜しく自ら問うべし。 「能(よ)く闇室(あんしつ)の欺(あざむ)かざるか否か。能く衾影(きんえい)に愧(は)じざるか否か。能く安穏快楽(あんのんかいらく)を得るか…
我々は自己の可能性を最大限に確信し、自分自身の個性を充分に生かしながら、相互協働のもとに他者の自立を促し、新たな価値を創造し続けることができれば、充実した人生を過ごすことができる。 そのプロセスに於いて自己の成長を果たし、周囲の人から信頼さ…
どんな人にも、本来持っている力があります。 それを最大限に発揮できる環境を用意すれば、自らの力で成長していきます。 しかも、人は一人で生きているのではありません。 人それぞれ存在する意味や持ち味があり、うまく活かす場をつくれば、持てる力は何倍…
真に心深き人とは、自己に縁のある人の苦悩に対して深く共感し、心の底に「大悲」の涙をたたえつつ、人知れずそれを噛みしめ味わっている底(てい)の人であろう。 「われわれ人間は、他のいかなる美称よりも、“愛の人”と呼ばれることは、けだし人間としての…
「香りある人生」とは、何か。 それは、「使命感」を持って生きる人生のこと。 人は、「使命感」を持って生きるとき、不思議なことに、その人の周りに「香り」が生まれる。 その「使命感」から醸し出される「香り」が生まれる。 では、「使命感」とは、何か…
「本音で生きるのは難しい。素の自分を出したら誰も寄ってこなかったりして・・・」 そう心配して、「建前」という安全な場所に自分の身を置いてはいないだろうか。 もちろん人間関係では、これは言ってはマズイだろう、とか、この言い方では失礼にあたる、…
「意思」とは、「自己保存の欲求」であり、仕事において成功すること。 「愛」とは、「種族保存の欲求」であり、人間と人間の係わり合い、人間と人間をつなぐものすべてです。 すばらしい人間関係をたくさん作ること。 私たちは、時代を一歩進めるために生ま…
ふたたびは 来らんものを 今日の日は ただ ほがらかに あす悲しまめ 今日の日は 光うるおしく 吾れを 照らす 明日という日は、永久にこないから、こういったのだ。 諸君は、今夜、寝て、起きれば、明日が来る、と思っているだろう。 寝て、覚めて、明日にな…
人は人、自分は自分と、別々のいきものだと考えるところに、人の世のいろいろの不幸がきざす。 実は人はわが鏡である。 自分の心を映す映像にすぎぬ。 山彦のよべば答える、それにも譬えられる。 にこにこして話しかけると、相手は笑みかけて答える。 大声で…
わたしは傷をもっているでも その傷のところから あなたのやさしさがしみてくる -----星野富弘----- 傷がなければ感じることのできなかったものを、傷ゆえに感じることができたと、この、若くして怪我のため手足の自由を失った人は謳っています。 傷を100パ…
静中の静は真静にあらず。 動処に静にし得来たりて、わずかにこれ性天の真境なり。 楽処の楽は真楽にあらず。 苦中に楽しみ得来たりて、わずかに心体の真機を見る。 訳)環境を静かにして、ようやく心の静けさを保つというようではまだまだ。 活発な活動の中…
私がこれまで言葉を交わした人はみな、心の中に、真の幸福、真の充足感をどうにかして手に入れたい、という使命感を持っていました。 それは、ときには生存本能よりも強いものです。 あなたご自身の経験からもおわかりになるように、幸福の探求には様々な方…
人は童子たる時、全然たる本心なり。 稍(やや)長(ちょう)ずるに及びて、私心稍生ず。 既に成立すれば、即ち更に世習(せしゅう)を夾帯(きょうたい)して、而(しこう)して本心殆ど亡(ほろ)ぶ。 故に、此の学を為す者は、当(まさ)に能(よ)く斬然…
仕事はもともと、自分の才能・能力・労働力をまわりに与えることでした。 仕事にお金が支払われるようになったのは後からです。 私は本書において仕事という言葉を使っていますが、ビジネスだけを表すものではありません。 教師も医師、看護婦、主婦業もすべ…
現役時代、大関として活躍した、ある親方が、膝の故障で長期の休場を余儀なくされた苦難の時期を振り返り、述懐した言葉が、心に残っています。 絶好調に慢心していた、あの頃の私は、挫折を、しなければならなかったのです。 あの挫折によって、私は多くの…
「きっとできる」という信念を持とう。 小さな自信を積み重ねれば身についてくる。 自信は経験から生まれます。 何も経験がなければ、自信は持てません。 初めは誰でも初心者です。 いろいろ挑戦してみましょう。 一度でも経験をすれば、「やったことがある…
常識で考えると、「いま、この瞬間」は、無数にある瞬間の中の、たった一瞬にしか思えません。 毎日は、さまざまな出来事が起こる瞬間の累積で成り立っているように思えます。 けれども、さらに見方を深めるなら、常に存在するのは、「この一瞬」だけではな…
今回は、当社の中国人研修生 劉 暁毅(りゅう ぎょうき)君 が書いた「ありがとう作文」をご紹介します。 こちらは、毎週月曜日に行われる全体朝礼の“3分間スピーチ”のコーナーで、劉君本人が発表したことで感動を誘い社内で話題になりました。 劉 暁毅君 『…
私たちを悩ます記憶には実にさまざまな種類があります。 小さい頃から姉妹、兄弟と比べられてきたことで備わってしまったコンプレックス、両親と同様に、自分は幸せな人生を送れるはずがないというような誤った思い込み、あるいは仕事や勉強を知らずしらずの…
苦しみの根底には、無知があります。 私の言う「無知」とは、自分の真の姿をないがしろにし、代わりに、ある問題、ある苦しみと自分を同一視するということです。 限界のないあなたの真の姿を無視し、永遠不滅の神性の存在を無視し、存在そのものをないがし…
人間関係は「遠ざかるか、近寄るか」の二方向しかない 「人間関係に関しては二種類しかない。 関係が深まるか、それとも遠くなるかの二つだ。 子ども時代から出会ってきた、たくさんの人たちの顔を思い出してもらいたい。 ほとんどの人が、幼稚園の幼なじみ…
この度、8月3日から8月6日の4日間東京ビッグサイトで開催される「MF-Tokyo2011」に出展します。 出会いを大切にし、日頃の改善活動や5S取り組みなど、当社ならではのやり方で一人でも多くの方にアピールしてきます。 オーチマン
誰もが知るこんな格言がある。 「一つの手で二匹の蛙を追うな」 多くの人々が一度にあまりにもたくさんのことをしようとし、だが、そのためにどれも中途半端となる。 私は時々、自分が木の棒で皿回しの芸をするサーカスの出演者のような気になることがある。…
人に好かれる聞き方 5大原則 1-聞き方は「80対20の法則」で ※ 2-人の話を奪いとるな 3-相手の話を即座に否定しないこと 4-相手のいうことを即座に肯定すること 5-反論に反論しないこと ※ 80%は聴いて自分は20%だけ話すにとどめること -----箱田忠昭著…
曾子(そうし)曰く、吾(われ)日に三省(さんせい)す。 人の為に謀(はか)りて忠ならざるか。 朋友(ほうゆう)と交わりて信ならざるか。 習わざるを傳(つた)えしかと。 『意訳』 『曾子は言う。 私は毎日何度となく自分の行ったことを反省してみる。 …
私は顔の色は黒いけど鼻が高いから。 色も黒いし鼻も低いが口が小さいから。 口は大きいけれども色白だ。 しまいには、なんにもできんもんだけれど、“素直な奴”と、みなからいわれているからと、自分のことはすべて美化してしまう。 鏡の前では増えた白髪に…
良いことを行うことと奉仕することの間には、本質的な違いがある。 良いことをするとき、その人は良いことというのがどういうことかあらかじめ先入観を持っていて、その思いを手元にある状況に重ね合わせてしまうのだ。 たいていの場合、そのおかげでその場…
山のあなたの空遠く/「幸(さいわい)」住むと人のいふ。 噫(ああ)、われひとと尋(と)めゆきて、/涙さしぐみ、かへりきぬ。 山のあなたになほ遠く/「幸」住むと人のいふ。 というカール・ブッセの有名な詩があります。 逆説的ですが、この詩は「幸せ…
信仰を持つものは二重の評価を受けることになる。 その結果は四種類になるであろう。 社会も悪いといい神の掟にも背いている場合。 社会はいいことをしているというが神の眼からは罪である場合。 神の前には少しも悪くないが、世間からは罰せられる場合。 社…
『世の中すべて「受持ち」なりと知るべし。 「受持ち」とは「分」の言いにして、これ悟り の一内容というて可ならむ。』 世の中の構造を、今仮に割り切って言えば、一つはピラミッド式構造とも言えましょう。 言い換えれば重層的構造とも言えますが、今一つ…