思想学習シリーズ 第8弾

よく、「見れば信じられるが、見ないうちは信じない」という言葉が使われます
「目に見えるものがそこにあるから、そのものを信じる気になる」というわけです
価値観は姿も形もないものですから、この論でいく限り、価値観は見えません
しかし、逆もまた真なりです
「信じられるから見える」というのが、価値観の実体なのです
思想・価値観学習で自分の価値観の検証を行うと、自己の存在が信じられるようになり、誰でも自分の価値観が見えてきます
目に見えるものよりも、目に見えないものに私達は支配されているという事実も、六感を通して判るようになってきます
そして、「見えるから信じられる」という考え方は一面的なものであり、「人間はその存在が信じられてこそ、自分の目に明確に見えてくるものもある」ということが真理であると判ってきます
その世界こそ「洞察」の世界であり、「信じることにより、見えないものが見えてきた」という言葉で表現される世界なのです
         -----竹内日祥上人著「企業再構築の仕掛け バリュー・マネージメント」より-----

 

 

 私達は、これまでの人生でたくさんの人と出会いました

今現在も、自分が勤めることになった会社で、仲間と共に社会人として働いています

仕事や生きる道を教えてくれた人もいました

また、両親がいなければ生まれてくることさえできなかったでしょう

このような、繋がりや関係性を「法則」と言います

もちろんこのような「法則」は目には見えません

しかし、私達はこの「法則」に支えられて、人生の歩みの中で、たくさんの人と出会い、周囲の人に多少の迷惑をかけながらも、役に立つ人間になれるよう生きているのです

このようなことの意味が判ることを「人間として成長する」というのではないでしょうか  

                                                    オーチマン