助け合って生きるための学問

誰も、この苦しみを、気持ちを、わかってくれない。
誰も俺の事を本当にはわかってくれない。
この思いは、誰の胸にも、死ぬまで付きまとうものである。
人間は、本質的に、根元的に、誰でも、皆、さみしいのである。
孤独なのである。
しかし、また、人間は、この誰にも理解されない心を抱えて 人と共に生きて行かなければならない存在である。
そこで、人間は、人と共に生きる為に 人に語りかけ、話し合い、理解し合えるように努力するのである。
いや、努力しなければならないのである。
なぜなら、みんな同じ人間であるからだ。
この、孤独である人間が互いに理解し合おうとし、全人類に共通する真実を求め、それを手がかりに助け合って生きようとする努力、 これこそが他ならぬ哲学なのである。
主義主張で対立する事が哲学なのではない。

----芳村思風著-----

 

 

 

違う考え方や価値観の人と共に生きていくために、語り合ったり、話し合ったりすることが大切なのだと思いました

また、それが自分のためにもなるのだと感じました

オーチマン