失敗の経験

敗北した軍隊は、良く学ぶ。
この言葉のごとく、仕事において失敗したとき、困難に直面したときこそ、「反省」を行う最高のチャンスなのです。
その理由は、二つあります。
一つは、仕事で失敗したときは、その原因が明瞭に見えることが多いからです。
「負けに不思議の負けなし。勝ちに不思議の勝ちあり」という格言がありますが、この言葉のごとく、成功したときは、実は、成功の原因はよくわからないのです。
けれども、失敗したときは、その原因、問題点が、明瞭に見えてくることが多いのです。
だから、「失敗の経験」こそ、最高の学びの機会なのです。
もう一つの理由は、失敗したときには、心が謙虚になるからです。
そして、物事を深く反省するためには、この「謙虚な心の姿勢」が不可欠なのです。
逆に、「成功の経験」は、心に無意識の傲慢さを生み出し、深い反省を妨げるのです。

          -----田坂広志氏著「成長し続けるための77の言葉」-----

 

   
 

このような考え方を自分に取り入れることで、貴重な学びの機会を失わないようにしたいと思いました

                                                                          オーチマン