思想学習シリーズ 第3弾

今回は、「生きがい」についてお話します 

福島大学の飯田史彦先生は次のように説明しています

 

 『生きることの意味、生きる目的、生きる喜び、生きるにあたっての心の支えになるような何らかのもの・・・

  これらのことを、日本語では「生きがい」という言葉で表現します

 

  生きがい論では

  「生きがいとは、より価値ある人生を創造しようとする意志のことである」

  と表現しています

  このような「生きがい」を持っている人は、人生を構成するあらゆる要素

  に対して、自分自身で積極的に価値を見出すことができる

  すなわち、生きがいを持つことで、生活の質を改善・向上させることがで

  きる』と言っています

 

また、シカゴ大学のM・チクセントハミイ教授も、心理学の立場から次のように説明しています

 『生活の質を改善・向上させるための主な戦略は二つある

  第一は環境条件を我々の目標に合致させようとすることであり

  第二は環境条件を経験する仕方を変えることである』

  と言っています

 

 

周りの環境に対して不平や不満ばかりを言うのではなく、心の持ち方を少し変えることで、人生は自分の力で切り拓いていくことができるんだと、力強く励まされているように感じます

 ただ、勘違いしてはいけないのが、目の前に「改善すべき環境」「解決すべき課題」「本当は乗り越えたい壁」があるのに、自分の力不足が原因で見えなかったり、それに気づかなかったり、時には目をそらしたりして、その場をやり過ごす・・・そして、後で後悔したり、無理やり納得したり・・・・・

と、このようなことを肯定するものでは決してありません

そんな時は、恐れずに立ち向かう

必要なら誰かに相談して、打開策を見つけるという勇気を持って行動したいものです

 

                                                        オーチマン