いい言葉シリーズ 第5弾
本日のいい言葉シリーズは「佐藤一斎 言志晩録」よりご紹介します
少にして学べば、則(すなわ)ち壮(そう)にして為(な)すこと有り
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず
2001年に小泉元首相が教育関連法案を衆議院で論議している中で述べてから、いっそう有名になった言葉です
言志四録の現代語訳の著者である岬龍一郎氏は、次のように説明しています
『少年の時に学んでおけば、壮年になってから役に立ち、何事かを為すことができる
壮年の時に学んでおけば、老年になっても気力が衰えることはない
老年になっても学んでおけば、ますます見識も高くなり、社会に役立ち、死んでからもその名は残る』
と訳し、さらに
『人間が学問し、精進し、さらに学問を重ねれば、一生のそれぞれの季節で花が開くことを教えてくれている
「学問の力」をこれほど端的に現した言葉はない』と説明を書き加えています
私たちはときに、「まだ若いから」「今忙しいから」「今さら勉強なんて」「もう年だから」といって学ぶことを躊躇してしまいます
‘死んでから名を残す’とまではいかなくても、学問が人生に与える影響は大きいのではないでしょうか
何かに挑戦するのに遅いと言うことはないと信じています
この言葉は、「学問」に限らず、すべてに相通じる言葉なのでしょう
オーチマン