いい言葉シリーズ 第6弾
学校法人ノートルダム清心学園理事長 渡辺和子さんの言葉をご紹介します
もしあなたが、誰かに期待したほほえみが得られなかったら
不愉快になる代わりに、あなたの方からほほえみをかけてごらんなさい
実際、ほほえみを忘れたその人ほど
あなたからのほほえみを必要としている人はいないのだから
『貰えるはずのものが貰えなかっただけでも「損した」と思うのに、こちらがそれを与えるなんて、これでは“ダブルの損”だと、私はその時思ったものでした。
ところが、やがて気づかされたのは、ダブルに損をすると「得になる」ということでした。
“シングルの損”だけにしておくと、残るのは、腹立たしさ・くやしさだけであり、折あらば仕返しをと考える自分だけです。
ところが思い切ってダブルに損をすると、そこには、ほめてやりたい自分が残り、「よかった」という満足感が残るから不思議です。
求めるものを与える時、そこには主体性がもたらす豊かな人生が生まれます。
許すこと、損することを惜しんではなりません。
許すということは易しいことではありません。
しかし、許すことによって、私たちは相手の支配から自由になり、自立を勝ち得るのです。
かけがえのない自分の時間を、他人の支配に任せていては、もったいない。
時間の使い方は生命の使い方なのです。』
「ダブルの損」「許し」
とても難しく勇気のいることだと思います
自分のことだけを考えていては、決して生まれない‘心のゆとり’のことを言っているようです
また、他人の批判によって人間の価値は、上がりも下がりもしないのだ、という強い意志がこのようなことを可能にするのではないでしょうか
私達は、小さなプライドや過去の体験、今現在おかれている状況などにより、物事を歪んで見てしまうことがあります
そんな時は、心にゆとりを持って行動したいものです
最後にもう一つ渡辺和子さんの言葉をご紹介します
水にさざ波が立ち、平静でない時
そこに写る月が歪んで見えるように
私たちの心が歪んでいる時
そこに映るすべてのものが歪んで見えてしまうのです
こだわりは心を歪めるものなのです
オーチマン