いい言葉シリーズ 第11弾

上善は水のごとし老子八章)

-----理想的な生き方を水に見つけた-----

最上の「いい」ことというのは、たとえてみると、水のようなものである
水は、万物に利益を与えていながら、けっして、他と争わない
水は、丸い器に入ると、丸くなる
四角の器に入ると、四角になる
どんな形の器にもさからわない
柔軟であり、謙虚である
そして水は、いろいろなものに利沢(利益と恩恵)を与えている
この自然の中で、水なくして生きているものは、一つもない
それほど偉大な存在でありながら、水は、けっして、誇ることをしない
世の人は、だれもが一歩でも上へ、一つでも高い地位を欲しがっている
水はその反対に低い所へ低い所へと流れていく
つぎつぎ支流をかかえて、だんだん広く大きくなっていく
しかも、最後は海に流れて、偉大な存在となる

 

 

 上善水如(じょうぜんみずのごとし)と聞くと、「お酒の名前」と思う人が多いかもしれません

「良いお酒はね、水のように飲みやすいんだよ」と言ってる人がいましたが・・・

本当は、上に書いてあるような意味だったんですね

理想的な生き方を実践する為の“柔軟さ”を教えられたような気がします    

                                              オーチマン