正しいしつけ

   きょう ささきさんのガラスをわった
   すじのはいったきれいなガラスやった
   おかあさんが あやまりなさい といわはった
   はじめにあやまるのんこわかった
   でもあやまったら すっとした
   もう石ほらんとこ
                                      (いさお 一年生)

あのようなきれいなガラスを割ったのだ。
あやまりに行ったらきっとひどく叱られるだろう。
そう思うと、いさおくんは怖くて、なかなかあやまりに行けなかったようです。
でもお母さんに厳しく言われて、あやまりに行く決心をしました。
勇気のいることでした。
それだけに、あやまった後のすっとした気持、どんなにうれしかったことでしょう。
しかし、あやまるまでの重苦しさを思い返すとぞっとします。
いさおくんは二度と石を投げないでしょう。
自分で行かずに子どもに行かせたお母さんの態度が、いさおくんに大切なことを教えてくれました。

            -----上廣榮治著「家庭教育の原点」-----

 

 

 

 「謝るまでの重苦しい気持ち」「謝った後のすっとした気持ち」

子どものころ何度も経験しました

大人になった今日、このお母さんのように厳しくも愛情に満ち溢れた対応ができるようになりたいものです

                                                                                オーチマン