知行合一
心につきて知と日(い)う、知は即ち行(こう)の知なり。
身に就きて行と日う、行は即ち知の行なり。
譬(たと)えば猶(な)お人語を聞きて之れを了するがごとし。
諾(だく)は口に就き、頷(がん)は身に就けども、等しく是(こ)れ一了字(いちりょうじ)なり。
訳)
心については知といい、その知は実行するための知である。
身体については行といい、その行は知るところのものを実行することである。
たとえば人の話を聞いてこれを了解するようなものである。
口では「承知した」といい、身体では「うなずく」。
いずれも了解したということである。
知行は合一なのである。
-----佐藤一斎「言志四録」峰龍一郎偏訳-----
いくら知識があっても、その知識を行動に活かせていなければ、あまり意味がない、と言っているようです
私自身、よく誤った判断を下し、失敗することがあります
しかし、過去の過ちに対して、頭の中でいくら反省しても、目の前の環境はひとつも変わらない
自分の間違いを認めて、少しでも改善できる方向に行動することが大切だと思いました
オーチマン