問題解決

最近、あらゆる場面で、「問題解決」という言葉を耳にすることが頻繁になりました。
「リーダーは問題解決の能力を養わなければならない」「地域社会の問題解決力を高めなければならない」といった要請です。
人は毎日、「こうしたい」「こうなりたい」といった欲望を抱いて生きています。
「何か食べたい」というような生理的欲求、「幹部を目指す」という目標、「生き生きと暮らせる社会をつくりたい」という理想など、ゴールを思い描いてそれを実現しようとするのです。
自分の描いたゴールと、現実との狭間には必ずギャップがあります。
そのギャップを「問題」と呼びます。
勘違いをする人が多いのですが、「問題」は悪いものや困ったことではありません。
めざす姿と現状のギャップは、すべて問題なのです。
問題解決とは、このギャップを埋めることにほかなりません。
私たちの生活や日々の仕事は、問題解決の連続で成り立っています。
何かの行動を起こそうとすれば、それはすべて問題解決に他なりません。
私たちは問題解決を繰り返すことで、目標・目的を達成するプロセスで自分自身が成長していくのです。

                     -----竹内日祥上人「組織の問題解決力が生き残りの条件」-----

 

 

私たちの生活や日々の仕事は問題解決の連続だと聞くことで、問題を隠したり、見て見ぬ振りをしたりすることの無意味さを感じると同時に、何らかの理由で過去に隠してしまった問題にも、もう一度目を向ける勇気さえわいてくるように感じました

問題から逃げずに向き合うことが、自分自身と向き合うことなのだと思いました

                                                                                      オーチマン