人生の目的
「真仮(しんけ)を知らざるによりて、如来広大(にょらいこうだい)の恩徳(おんどく)を迷失(めいしつ)す」
『教行信証』
「真仮を知らざる」とは、真(=生きる目的)と仮(=趣味や生きがい、目標)との違いを知らない、ということです。
人生の目的を知らないから、“人間に生まれてよかった”という生命の歓喜がないことを、「如来広大の恩徳を迷失す」と言われています。
本当の人生の目的を達成したとき、一切の苦労は報われ、流した涙の一滴一滴が、真珠の玉となってその手に戻るのです。
-----高森顕徹監修「なぜ生きる」-----
たとえば、生きる目的が「成長すること」だと仮定すれば、その過程で起こる仕事や家庭の問題と言ったことは、きっと自分をその目的であるゴールへと導いてくれている何かではないでしょうか?
違う言い方をすれば、それら過程で起こる問題を、自分自身の過ちを見つけ、正すことに役立てていけば、たとえ少しずつであっても必ずゴールへと近づき、ときどき訪れる小さな喜びにも気づくことができるのだと思いました
オーチマン