原因と結果

あなたの環境は、あなたの心を映す万華鏡です
心の中でくり返しめぐらされる思いは、たとえ良いものでも、悪いものでも、人格と環境内でそれ自身の結果を発生させることに、けっして失敗することがないのです。
私たちは、自分の環境を直接はコントロールできないかもしれません。
でも、自分の思いは完璧にコントロールすることができます。
もし私たちが、意地悪な思いを捨て去ったなら、そのときから、世界中が私たちに優しく接し、私たちを援助しようとしはじめることになります。
もし私たちが、病的で弱々しい思いを放棄したならば、私たちの強い決意を援助すべく、あらゆる好機が湧き上がってくるでしょう。
もし、私たちが正しい思いのみをめぐらしつづけたならば、たとえいかなる不運であっても、私たちに悲しみや辱めを与えることはできなくなります。
あなたの環境は、あなた自身の心を映す万華鏡です。
その鏡のなかで刻一刻と変化する多様な色彩のコンビネーションは、動くことをやめないあなたの思いの数々が、絶妙に投影されたものにほかならないのです。

           -----ジェームズ・アレン「原因と結果の法則」-----

 

 

 

 職場である人が起こした初歩的なミス

それまでもが自分の心のせいなのかと憤慨する気持ちになりますが、多くの初歩的なミスなどは、その職場の緊張感がそのミスを起こす引き金になることが多いそうです

絶対に失敗してはいけないと誰よりも思っていた人が失敗してしまう、といった悲しい出来事につながります

周囲の環境やそこで起こる問題とは、自分の心が映し出されたものであり、イヤな人とは、自分で自分自身のイヤだと思っている部分がその人を通して現れている

いったいそれらは今の自分に何を気づかせてくれるために、このタイミングで現れたのだろうか

このように考え方をシフトすることで、楽になった人は多いようです

環境や他人に対しての非難の気持ちが、実は自分自身を非難していたことになるのですから、当然といえば当然かもしれません

大きな気持ちで見守り、工夫し改善すべきは改善し、言うべきことははっきり言う、そんな指導ができるようになりたいと思いました

                                     オーチマン