“いま”“ここ”に100パーセント参加する

朝のミーティングで上司の話を聞くとき、100パーセント耳を傾けているだろうか。
「また、同じことをいっている」「くだらない」と身を引いていたら、100パーセントではない。
その話がくだらないとかつまらないとかは関係ない。
内容を評価することと、そこに参加することはまったく違うことがらである。
机に向かいながら、あるいは商談の相手と話しながら、「今夜はどこで飲もうか」と考えていたらどうだろう。
意識はアフター5にあるから、100パーセントではない。
朝、会社の玄関で見た秘書室の美人が気になるときは、秘書室へ意識がいっている。
あるいは、「いやだな」とか「やりたくない」「つまらない」「失敗したらどうしよう」というマイナス意識が、100パーセントを邪魔するケースも少なくない。
例えば、人材育成のロールプレイングなど、さまざまなゲームを行う。
ある人たちはゲームに積極的に加わり、やがて全体のリードをしていくようになる。
恥ずかしがったり、バカにしたり、つまらなそうに傍観している人たちとの違いは、何年もたたないうちに仕事能力の評価としてはっきり現れてくる。
その理由は、簡単に理解してもらえるだろう。
現在をいかに生きるかで、未来の自分のあり方が、未来における自分の価値が、大きく違ってくる。
だから成功できない人には、積極的に参加しないという共通の特徴がある。
参加しないパターンにもいろいろあるが、ほとんどは意識が過去に向いている。
「あのとき、ああすればよかった」「こうするべきじゃなかった」という後悔や反省が多いときは、過去に意識が向いている証拠である。
そういう人は、“いま”を充分に楽しめない。
日曜に遊びに行っても、「今日は休日出勤して、残りの仕事を片づけたほうがよかったなぁ」。それなら月曜日から、100パーセント仕事に参加し、休日出勤の分を取り戻すかと思うとそうではない。
「きのうもっと遊んでおけばよかった。せっかくディズニーランドに出かけたのに」ということになる。
“いま”を本気で生きない人が、あしたを本気で生きるはずがない。

-----栗原英彰著「ビジョナリーライフ10の法則」-----

 

 

 

100パーセント参加する

私達は、何事においてもすぐに自分の経験をもとに評価したり、拒んだりしてしまいます

その結果、100パーセント参加できずに楽しめないばかりか、そこから何一つ学び取ることさえできない

そんなことをくり返してきたように思います

どんなことでも100パーセント参加していきたいと思いました

オーチマン