自分らしさ

我々が世の中の様々な「思想」に触れるとき、それを自らの血肉とするか否かは、究極、一つのことで決まる。
「魂」が共鳴するか。
「思想」とは、「頭で理解した」だけでは、決して、それを「体現して生きる」ことはできない。
「思想」とは、「魂が共鳴した」とき、それが自らの血肉となり、それを「体現して生きる」ことができる。
では、「魂が共鳴する」とは、何か。
「自らの内に、すでにそれが存在することを知る」ことである。
そのとき、我々は、「魂が共鳴する」という感覚を覚える。
それゆえ、申し上げた。
「思想」とは、「他者から学び取る」ものではない。
「思想」とは、「自己の内に見出す」ものである。
そして、「思想」というものが、そうしたものであるならば、「思想を育む」とは、究極、一つのことに他ならない。
「自分らしさ」の発見。
他の誰のものでもない、自分だけのもの。
それが最も自分らしいと感じられるもの。
その「自分らしさ」を見出すこと。
それが、一人のプロフェッショナルとして、仕事を通じて、求め続けるものであり、一人の人間として、生涯を通じて、求め続けるものであろう。

-----田坂広志著「プロフェッショナル進化論」-----

 

  

 

いつからか、私達は子供の頃のあの無邪気さや、純粋さを忘れてしまいました

自我に目覚めた思春期のころから、自分は他人からどう見られているかということばかりを気にして、生きてきたように思います

他人から見た自分ではなく、自分で自分の良い部分悪い部分と正面から向き合うことが大切だと思いました

オーチマン