YWT(やったこと、わかったこと、つぎにやること)

YWTを各人が発表して全員で振り返るミーティングをしばしば行なう。
それは、自らの行動を振り返る習慣を身につけることでもある。
実際にやったことから、問題や課題に対する気づきを得て、自ら改善を行なうことができるようになることを狙う。
よくある企業の振り返りは、強制的で形式的な反省だ。
上司が「反省しろ」「チェックするぞ」と脅かすように話し、コントロールするような雰囲気を醸成された中で嫌々ながら行なう表面的な反省では、あまり深い気づきは得られない。
自己否定・全体統制的な言葉を使うことで知らず知らずに個人の意欲を喪失させてしまう可能性がある。
特に振り返ることは、個人の姿勢、感情によって気づきの量や質が変わってしまうために個人の前向きな意欲が重視される。
職場を改善していく原動力は、そこで働く個人の気づきだ。
一人ひとりが現状を変えたいと思わなければいくらまわりが働きかけても何事も起こらない。
この気づきを呼び起こし、変えたいという感情をもたせる手法がYWTだ。

 -----伊丹敬之著「場のマネジメント」-----

 

 

自らの言動を振り返ることが大切だと思います

しかし、自分だけで考えても“深い気づき”というところまでは行かないように感じました

オーチマン