いかに高いレベルで役割を把握するか

目標設定で重要なことは、各メンバーの目標、企業・組織の戦略や事業計画とベクトルが合い、ブレークダウンされているとともに、本人の主体的な意志が込められているということである。
目標が設定させるときに重要なのが、個人がそれぞれの役割をどのように捉えているかである。
自分の役割をどのように認識しているかによって、生み出される目標が変わる。
役割とは、誰に、または何に対して、どのような価値を提供することによって、どう貢献するか、ということである。
では「誰に」「何に」というのは、何を指しているのだろうか。
私たちはいろいろな関係者に囲まれて、生活や仕事をしている。この関係者を「ステークホルダー」というが、それぞれに対して私たちは役割を持っている。
逆に、関係者が私たちに期待する役割というものもあろうかと思う。この期待される役割と本人の役割認知がずれていると、目標もずれたものになりがちである。
人によっては非常に広い役割意識を持っているし、狭い人もいる。
仕事の役割をどのように捉えるかで、仕事の取り組み方も生み出す成果も変わってしまう。

         -----高間邦男著「学習する組織」-----

 

 

 自分の今までの経験や知識から考える役割意識と、会社全体の最適から考えた役割意識では、生み出す成果も変わってしまうと思います

私たちは、それぞれ違う考え方や価値観を持っています

それら違うことから価値を生み出すことが、今私たちに求められているように感じました

オーチマン