中国実習生「高くん」難手術成功。驚異的な回復力

外国人研修制度では、1年目が研修生、2年目と3年目が実習生となるが、中国から来ている実習生高くん26歳が先月、甲状腺ガンと食道ガンの摘出手術を受けた。手術は大成功しお医者さんも驚くほどの回復力によって、今週末にも退院することになった。

SYASHIN

「病院では日本語を勉強しています」 「お父さん、お母さん、まあまあ元気です。安心してください」 高飛

今年の2月に会社で健康診断があり、問診の時に高くんの首筋にしこりができていることを指摘され、後日宝塚市民病院で精密検査受けたところ、甲状腺の悪性腫瘍と診断された。当初中国への帰国を考えたが、帰国すると充分な医療を受けれないことが分かり、兵庫医大で手術を受けることにした。

両親への説明と手術に対する同意を得るために、始めは両親の来日を依頼したが、諸事情ですぐには来れないことが分かり、高くんを中国の煙台に帰国させて両親の同意を得ることにした。

手術は、出血のリスクを伴う大手術と言うことで、口腔外科、胸部外科、血管外科の先生による合同チームで11時間半かかって終了した。一定の間、気管切開が必要で術後は痛々しいが、、当初2ヶ月の入院見込みが驚異的な回復を見せて、3週間で退院できるまでに回復した。病院のご努力と共に高くんの体力、落ち込む気持ちを切り変える明るい性格などが回復を驚異的に早めたのでしょうか。

入院中の高くんが手に持っているのが、日本語のテキスト。入院中に勉強してもらうために、日本語のテキストと共に倫理研究所の「万人幸福の栞」の中国語版を持っていった。

高飛よ  その名の通り、病気を乗り越えて、高く飛躍せよ