OPMシリーズ 第2弾

今回は仕事の進め方というテーマでお話をさせて頂きます

 

私たちの人生において、仕事とはどういったものなのでしょうか?

言い換えると、私たちはなぜ働くのか?

 

経営学者であり福島大学教授の飯田史彦(いいだふみひこ)先生はこうおっしゃっています

http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/

 

「会社とは、私たち人間が魂を成長させていく上で最適な場所である」

 

 

これを聞いて、「自分は違う!生活の為に仕事をしているんだ!」

また、「いい車を買いたいから、仕事をしている」という方もおられるかもしれません

 

 

両者とも、働く理由(動機)としては決して間違ってはいません

確かに、今日、明日の食料や寝る場所も確保できていない状況では、当然生活の為に仕事をしていると言う答えが最も現実的でしょう

 

これらの中で、どれが正しいとか正しくないということは置いといて、人生においてなぜ働くかという問いをどのように考えれば、より働きがいが湧いてくるかという方向にシフトさせることで、皆さん独自の答えを探していきましょう

 

 

職場や家庭、友人関係などさまざまな場面で大きい小さいはありますが、問題(試練)に直面することがよくあります

その中でも、特に多いのが職場での人間関係と言われています

では、なぜ望みもしない問題が突然降り掛かってくるのか?

「きっと自分は、とても運の悪い星の下に生まれてきたのだろう」と誰もが、一度や二度は思ったことがあるでしょう

 

飯田先生は、「生きがい論」という分野でも多くの人から評価されており、その中で

「人間は長い年月をかけて、何度も生まれ変わっている。

その都度、次の人生で自分自身に試練を与えるようにしている。

すなわち、人生で起こる問題は全て、自分自身が自分自身の成長の為にあらかじめ用意したもので、問題は起きて当然であり極めて順調なことである

また、起こる問題は、その人がちょうど乗り越えられるようになっていて、その人が乗り越えられない問題は、その人の前には絶対に現れない。」と言っておられます

(生まれ変わるという考え方は、賛否両論あると思いますので、これ以上深く掘り下げてお話するのは、またの機会にしたいと思います)

 

 

 

 

生まれ変わりとまではいかなくても、今の私たちが歩んでいる人生は、私たち自身が選択してきた結果と言えます

 

 

 

人生の節目節目に、自分の意志でこれから歩む道を選択したということは、その中で起こる問題も、その道を選択すると同時に自分の意志で選び取ったと考えられます

 

このように考えれば、自分の周りで起きている問題に対して、他人のせいにするとか、見て見ぬフリをするとか、言うべきことを言わないといったことが、いかに不自然な行為かがわかります

 

会社とは、私たちが成長する為に必要な試練を、ちょうどいい大きさでタイミングよく、私たちの目の前に現すのに最も適した学びの場だということではないでしょうか

 

決して強要するつもりはありませんが、こういった考え方もあり、それを信じることで働くことや会社の意義が、皆さんの心の中で見つかるヒントになることを願っています

 

仕事を進める上で、正しい正しくないという判断基準はとても大切です

しかし、もっと大切な判断基準は、自分の取った、または、これから取ろうとする行動が、自分の想い(こうなりたい/こうしたいなど)に対して、吊り合っているか吊り合っていないかということだと思います

 

私たち一人ひとりが、このような判断基準で物事を捉え行動することで、会社という学びの場が私たちにとって、社会にとって、より価値ある存在になるのでしょう

 

  

  -----私たちが志すもの それは社員一人ひとりの人間的成長と 会社の安定成長です-----

                                               

                                オーチマン