過去を変える

人間にとって「生きがい」を持ちやすい人生観とは、「自分は、人生展開を支配する様々な宇宙法則のもとで生きており、人生で生じるあらゆる出来事には、必ず深い意味や理由がある」という思考方法です。
本人が自覚している程度については個人差がありますが、具体的な言葉にすると、たとえば、次のように考えながら生きることを示します。

* 自分は、よほどの理由があって、この宇宙に存在している。
* 自分は、よほどの理由があって、この地球に生まれてきた。
* 自分は、よほどの理由があって、人間として生まれてきた。
* 自分は、よほどの理由があって、この時代に生まれてきた。
* 自分は、よほどの理由があって、この場所に生まれてきた。
* 自分は、よほどの理由があって、この両親のもとに生まれてきた。
* 自分は、よほどの理由があって、あの幼稚園に・保育園に入り、あの小学校に入り、あの中学校に入り、あの高等学校に入った。
* 自分は、よほどの理由があって、あの学校で出会った人たちと、友人になったり、嫌い合ったりした。
* 自分は、よほどの理由があって、あの学校で出会った先生方の教えを受けた。
* 自分は、よほどの理由があって、あの人を好きになったり、恋人になったり、振ったり振られたりした。
* 自分は、よほどの理由があって、この人との間の話で盛り上がって結婚した。
* 自分は、よほどの理由があって、この仕事に就いた。
* 自分は、よほどの理由があって、この場所にいる人々と仕事をしている。
* 自分は、よほどの理由があって、これらのお客様たちを相手にして仕事をしている。
* 自分は、よほどの理由があって、あの時、あの事故にあった。
* 自分は、よほどの理由があって、あの時、あの病気になった。
* 自分は、よほどの理由があって、あの時、あのような出来事にあった。
* 自分の子どもたちは、よほどの理由があって、自分たちの子どもとして生まれてきた。

このような考え方で生きていくと、「人生は、自分を成長させる修行課題としての順調な試練に満ちているが、本質的な失敗・挫折・不幸は存在しない」という解釈のもとで、あらゆる出来事や人間関係に深い意味づけを感じながら、真に前向きな生活を送ることができるでしょう。

       -----飯田史彦著「生きる意味」を問い「つながり感」を構築する本質的教育-----

 

 

過去に起こった出来事を変えたり、無かったことにすることは出来ません

しかし、このような考え方を少し人生に取り入れることによって、これまで自分がイヤだと思っていた過去の出来事が、これからの人生を歩む中で、価値ある出来事となると言っているようです

ビジョン心理学チャック・スペザーノ博士もまた、「幸せな子ども時代を取りもどすのに、遅すぎることはない」と言っていることから、このような考え方を人生に取り入れている人が世の中に多くおられるのだと感じました

                                                オーチマン