遠くをはかる者は富む
二宮金次郎の眼はたえず遠くを見ており、その事業はどれも遠大な長期計画の下に進められてきた。
次の教えがそれを示している。
遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す。
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。
まして春まいて秋実る物においておや。故に富あり。
近くをはかる者は、春植えて秋実る物をも、なお遠しとして植えず。
ただ眼前の利に迷うて、まかずして取り、植えずして刈り取ることのみ眼につく、故に貧窮す。
すなわち眼前の利益にばかり捉われては駄目だということである。
眼前の利益だけを追っていると、事業の本質を欠いた数字合わせになってしまう。
現代の多くの企業がその弊に陥っていることは、ご存知の如くである。
-----三戸岡道夫「二宮金次郎71の提言」-----
企業に限ったことではなく、個人に対しても言えることだと感じます
幸せな未来や、後悔しない人生を送りたいと、今ここに集中して、願い創意工夫する
そして、その創意工夫している今が、目的とリンクする
“今”の中に未来が包み込まれている様な、不思議な気がします
オーチマン