友人とうまく付き合う方法

たとえ、あなたが、優れた人格をもった良き友人を持っていたとしても、相手の気持ちを無視したあなたの発言やふるまいを、いつまでも彼らが受け入れてくれるわけではありません。
友人との付き合いにおいても、おのずと節度と気くばりが必要ですが、とくに心に留めておきたいのは、たとえば、孔子のこんな指摘です。

孔子曰く、君子に侍するに三愆(さんけん)あり。
言(げん)未だこれに及ばずして言う。
これを躁(そう)と謂(い)う。
言これに及びて言わざる、これを隠と謂う。
未だ顔色を見ずして言う、これを瞽(こ)と謂う。

孔子が言われた。 「君子に仕える際に犯しやすい3つの過ちがある。 自分が話すところでないのに、ぺらぺらと喋るのは騒がしく、軽率である。 また、言うべきことを言わないのは、“隠し立て”であり、相手の様子や気持ちもわからずに話すのは、ものが見えていない人である」

これは君子ではなく、友人との付き合いかたにおいても立派に通用する指摘だと私は思います。

                   -----于 丹著「論語力」-----

 

  

 

 

相手のことを思って助言する場合でも、一旦相手の立場・気持ちになって考えてみる

自分では相手の将来のことを考え、助言しているつもりでも、相手にとっては威圧的に聞こえ、話をした後には反発心や警戒心しか残らない可能性さえあります

もし、自分が相手の立場だったら、どう接して欲しい、何て声を掛けて欲しいか

相手のことを思うということも大切だが、相手の気持ちになるということがより大切だと思いました

                                                                          オーチマン