困難や失敗

一人の失敗は全員の成長のために与えられた天の配剤と感謝する

「困難」や「失敗」を肯定的に捉える思想です。
すなわち、まず、その人間集団のリーダーが、職場や組織や企業が直面する「困難」や、部下や社員が経験する「失敗」を、肯定的に捉える思想を持つことが、極めて大切です。
すなわち、人生において、我々に困難が与えられるのは、その困難との格闘を通じて我々が成長するためであり、失敗が与えられるのは、その失敗から深く学ぶためであり、一人の仲間の失敗は、その失敗から全員が学び、成長するために与えられた天の配剤であるとの思想。
それを持つことが、極めて大切です。
そして、もし、リーダーがその深みある思想を持つならば、メンバーは、自然に、自分の直面した困難を率直に語り、そこからの学びを真摯に語る文化が生まれてきます。
そして、困難に直面する他のメンバーに共感し、その失敗を冷徹に批判するのではなく、「互いに、その失敗から学ぼう」という温かい文化が生まれてきます。
そして、一つの人間集団が、この「学び合いの文化」を創りだしたとき、いよいよ、我々は、「人間成長」という素晴らしい山の頂に向かって、力強い歩みを始めるのです。

-----田坂広志著「成長し続けるための77の言葉」-----

 

  

 

困難や失敗から深く学び、マイナスの出来事をプラスに転換することが重要だと思います

また、起こってしまった問題は、今このタイミングで我々に何を伝えようとしているのか、を仲間と考えることが大切だと感じました

オーチマン