承認する

私たちは互いのいいところを認めて、ほめることが苦手なのだ。
子育ての様子を見ると、その辺の事情がよくわかる。
「子どもはこうあるべきだ」とか「こうでなければならない」という役割的な発想が強い。
だから、叱ることが多くなる。
ほめることが大切だという、欧米の育児理論は知っていてもほめられないのである。
職場でもいいところを見つけて承認するよりも、直そうとしてしまう。
部下の悪いところを直そう、相手を変えようとする。
「短所をなくそうとするより、長所を伸ばせ」
耳にタコができるぐらい聞かされていても、実際その場になると、知らないうちに直そうとしている。
そこで、「1日1回でいいからその人の素晴らしいところを探し、それを承認しよう。
会社でも家でもいい。
これを1ヵ月続けたら、間違いなく変わってくる。
何が変わってくるかというと、相手よりも、自分が変わってくるのである。
人を承認するということは、じつは自分を承認することである。
人の素晴らしさを認められない人は、自分の素晴らしさも認められない。
だから人のいいところを認めていこう。
人を承認するたびに、私たちは自分を承認する。
自分に価値を与えられる。 承認をたっぷりと受け取るほど、ビジョンへ向かう勇気と自信が湧いてくる。
自己表現や自己実現を自分に許せるようになるのである。

          -----栗原英彰著「ビジョナリーライフ10の法則」-----

 

  

 

他人の良いところを見るようにすると、自分自身の人生が楽しくなりそうです

それを続けることで、自分の本質を覆い隠している「自分はそれほどの人間ではない」といった観念がなくなっていくのだと思いました

オーチマン