「日々の行動規範」をつくる

秋の風に舞う木の葉のように人生を送り、その日の風の向くままに動くのはたやすいことです。
すばらしい人生を送るためには、もっと意図的に、慎重に、情熱的になって、ほかのだれかのいいなりにではなく、自分の思いどおりに生きなければなりません。
ほんとうの難題は、やらなければならないことが多いので、人生に主導権をにぎられてしまい、数日はあっというまに数週間になり、やがて数ヶ月に、ついには数年になってしまいやすいことです。
でも、わたしには解決策があります。
わたし自身は、「日々の行動規範」と呼んでいるものをつくりました。
充実した人生を送るために熟慮を重ねて決定した指針で、価値、徳、誓約を盛りこんだ、たった三つの段落から成り立っています。
たとえば、最初の一部はこうなっています。
「これから二十四時間、わたしには今日という日しかないので、今日という日に感謝し、一分一分を賢く使うことを誓います。人生の義務をすすめ、完璧なものを遺すために、これから二十四時間のあいだに多くのことができます。これが最後の日になるかもしれないこと、心に音楽を残したまま死んだ偉人はいないことを、今日一日、けっして忘れません」
わたしの規範はつぎに、家族、コミュニティ、自分自身に関する、もっとも大切な価値と誓約を述べています。
一日を始めるにあたって、前述したベース・キャンプにもどっているあいだに、「日々の行動規範」を読むと、わたしの人生におけるいちばん重要なことが思いだされ、日々の あいまいなできごとのなかで忘れがちな最優先事項を再確認することができます。
「日々の行動規範」を読んだあとは、エネルギーと明確な意識が満ちあふれ、あらたな目的意識と集中心をもって世界にとびだしていける気がします。
「日々の行動規範」をつくれば、あなたもきっと同じ結果が得られるでしょう。

       -----ロビン・シャーマ著「3週間続ければ一生が変わる」-----

 

  

 

私達は、日々問題にぶち当たるたびに、他人や環境を批判したり、時には自分自身の価値を下げたりしてしまいます

会社に行動規範があるように、自分自身の行動規範をつくることはとても良いことだと思いました

オーチマン