「直観は過たない、過つのは判断である」

極めて重要な問題が発生する。
その瞬間の第六感がピーンと教える答えはあるのですが、その後、様々な分析や検討を進めていくに従って、別の答えが正しいように思えてきます。
そこで、その別の答えを選ぶのですが、結果は、最初の直観が当たっているという皮肉な展開となります。
このように、最初にやってくる「直観」は過たなかったのですが、後であれこれと考えた「判断」は、過つことが多いのです。
なぜなら、あれこれ考える「判断」には、様々な「エゴ」が混入してくるからです。
社内での自分の立場、これまでの発言との整合性、部下に対する面子、リスクの重さ、そうしたことに対する「エゴ」のこだわりが混入する「判断」は、過つことが多いのです。

         -----田坂広志著「意思決定の12の心得」-----

 

 

 

私達の日常でも、このようにあれこれ考えて実行した結果失敗し、やっぱり最初の方法が良かった、ということはよくあります

仕事において、その直観で答えを出すときの心境は穏やかであり私心のないこと、直観力や洞察力を高めるために普段から勉強すること、その両方が大切だと思いました

オーチマン